売上はあるのに、入金が先すぎて資金が回らない——。
中小企業の社長であれば、誰もが一度は直面したことがあるのではないでしょうか。私も20年間の経営の中で、入金待ちが重なり、給与日直前に口座残高が底をつきかけたことが何度もあります。
この記事では、そんな私自身の“危機を乗り越えてきた経験”を踏まえ、入金待ちが続くときでも資金ショートを避けるための裏ワザ的テクニックをまとめました。
読み終えるころには、今日から実践できる具体策が見えているはずです。
- 入金サイクルの改善(請求の前倒し・回収の仕組み化)
- 入金までのつなぎ資金を確保(ファクタリングなど)
- 支払いの調整(取引先との交渉・固定費の見直し)
入金待ちが続くときの資金繰り問題の本質とは?
資金繰りが悪化する場面の多くは、実は「売上がない」のではなく、売上はあるのに入金が遅いという構造にあります。
特によくある誤解がこちらです。
- 売上が伸びているのに資金繰りが苦しい=経営が悪化している?
→ 実際は「入金が後ろすぎるだけ」というケースが多い。 - 預金残高が減ってきたからヤバい
→ 問題は残高ではなく「入出金サイクル」。
私が過去に大きなミスをした例でいうと、
ある年に取引先が急増し、売上は前年比150%まで伸びたのですが、すべてが「月末締め翌60日」。結果、売上は伸びているのに、手元資金はどんどん減り、仕入れや外注費の支払いが先に来てしまい、一時は資金ショート寸前までいきました。
この経験から痛感したのは、資金繰りは”利益”よりも”タイミング”がすべてということです。
今日からできる具体的アクション【即効性のあるものだけ】
① 請求・入金を前倒しする小さな工夫
- 納品即請求(締日を待たない)
- 前金・一部着手金の依頼(業界的に可能であれば)
- 請求書の電子化で送付の遅れを防ぐ
私が実践して即効性を感じたのは「納品直後の請求」です。
以前は締日に合わせてまとめて請求していましたが、1件ずつ即請求に切り替えただけで、毎月の入金額が10〜15%ほど早まりました。
② 支払いをコントロールする
- 仕入先に「支払いサイト延長」の相談をする
- 支払い日をまとめず、分散して管理
- 外注費は「成果払い」方式を提案(可能な範囲で)
私が危機のたびに助けられたのは、取引先との関係性です。
正直に「来月だけ支払い日を5日ずらせませんか」と相談しただけで救われたことが何度もあります。
③ どうしても資金が足りないときの「つなぎ資金」
銀行融資は時間がかかることが多く、即日では難しいことがほとんどです。
そんなときに私が実際に使ってきた選択肢のひとつがファクタリングです。
ファクタリングを“裏ワザ的テクニック”として紹介
ここでは、あくまで読者の状況整理から自然に紹介します。
「入金待ちが2ヶ月あるのに、仕入れが翌月に来る」「外注費の支払いが先」などの状況では、どうしても資金ギャップが発生しやすくなります。
そのような場面で、選択肢の1つとしてファクタリング商品を検討する社長も増えています。
メリット
- 最短即日で資金化ができる場合がある
- 借入ではないため、財務上の負担が少ない
- 入金のタイミングを調整できるので資金ショートを回避しやすい
デメリット・注意点
- 手数料が発生する
- 審査内容は会社によって差がある
- 売掛先との関係性によっては慎重な判断が必要
向いている人
- どうしても今月の支払いが厳しい人
- 銀行融資を待っている間のつなぎ資金が必要な人
- 売上はあるが入金サイトが長い会社
一歩ずつ整えれば資金繰りは必ず安定に向かう
入金待ちによる資金難は、多くの社長が経験する「宿命のようなもの」。
しかし、入金の前倒し、支払いの調整、つなぎ資金の活用——この3つを組み合わせるだけで、状況は驚くほど改善していきます。
私自身、資金ショート寸前の恐怖を何度も味わいましたが、ひとつひとつ小さな改善を積み重ねることで乗り越えてきました。
あなたの会社も、必ず改善の余地があります。焦らず、一歩ずつ進めていきましょう。
※記事の真偽性及び、記事の内容を実行した場合の効果などを保証するものではありません。ご自身の自己責任でご活用ください。


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